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GO BEYOND. NuRetail

10年以上に及ぶ事業経験が提案するリテールに残された巨大な成長機会 —

リテール企業でeコマース、B&M(実店舗)、マーチャンダイジング、デジタル / IT、在庫管理、サプライチェーン、マーケティングなどを主管し、最終的には、企業トップとして10年以上実務をリードしてきました。その体験を通じて強く実感しているのは、リテール企業にはまだまだ大きな成長機会がオムニチャネルの中に残されているということでした。そして、その鍵は、B&Mにあります。

Retail Value Chain

歴史があり巨大で、しかも力強く成長し続けるリテール業界 —

リテールは、一万年前から存在する世界最古の産業の一つと言われています。また、リテールは3,800兆円(2022年、USD1 = JPY130換算時)規模の市場を誇り、GAFAMを含むITサービス業界の約4倍もある地球最大の巨大産業としても知られています。例えば、ウォルマートを見るとその巨大さが分かります。年間売上は81兆円に達し、これは一企業による有史以来最大の売上で、社員数230万人は地球上最大の雇用者となっています(2022)。

また、別の興味深いファクトとして、グローバルリテール業界は過去5年間 +3.3% CAGRで成長しているというものがあります。つまりコロナはリテール業界を減速させなかったということになります。このリテール業界の力強く堅実な成長は、実は奇跡でもなんでもありません。世界人口が増える限り、リテール業界は成長するからです。結局のところ、我々は食物を食べ、服を着て、生きていかなければならないからです。そして、これから世界人口はどうなるでしょうか?そうです。リテール業界はまだまだ何十年も成長を続けることが確実視されているのです。 

過去150年間の間にリテール業界に起きた最もディスラプティブな2つのイノベーション —

リテールで最もディスラプティブなイノベーションの一つである近代的なチェーンストアは、約150年前のほぼ同時期にベルギーとアメリカで生まれました。強大な多店舗展開、価格の透明性、物流や店舗オペレーションの効率化、利便性など、チェーンストア理論が近代のリテールを形作りました。チェーンストアはあまりにも我々の生活基盤の一部となっているので、その価値を改めて感じることは少ないかもしれません。しかし、チェーンストアがなかったら、我々が日々快適に過ごせていることのほとんどが失われてしまいます。チェーンストアとはそのぐらい重要なものです。ただし、チェーンストアにもマイナスな面があります。チェーンストアが生まれるまでは、ほとんどの店舗はお客さま一人一人を熟知し、深く繋がっている個人商店でした。チェーンストアは効率化と多店舗化を進めていった代償として、お客さま一人一人とのつながりを失ってしまいました。 

もう一つのディスラプティブなイノベーション, eコマースは約30年前にアメリカで生まれました。eコマースは「物理的に商品に触れることはない」「購入は24時間365日インターネット内で完結する」「商品は自宅まで運ばれてくる」など、さまざまな点において誰から見ても破壊的なイノベーションです。しかし、リテール業界の文脈を踏まえてeコマースを俯瞰した時に最も革新的な点は利便性ではなく、お客さま一人一人を理解する能力を再度リテール業界にもたらしたところです。皆さんがどのeコマースを使っていたとしても、そのeコマースは、あなたの名前、好み、購入履歴、前回いくら使ったか、何時にそのサイトに行ったかなど、ありとあらゆることを覚えているはずです。そして、それらのビッグデータを使って、あなたにあった提案をしてくるはずです。これはまさに、チェーンストア以前の個人商店が持っていた能力で、チェーンストアが失ったものです。

国によるが55%から90%の購入はB&Mで行われており、この傾向は続く —

eコマースは非常にディスラプティブで、急速にマーケットシェアを獲得していますが、eコマースシェアは、イギリスで36%, アメリカでは僅か16%, 日本ではたったの9%でしかありません (2022)。決して、eコマースとB&Mの二元論ではないものの、その二つのチャネル間の比較であれば、B&Mが引き続き購入の主戦場であることはリテール業界の中では常識です。それにも関わらず、実際のリテールテック向けグローバル投資は、B&M向けが1兆円、eコマースが7兆円 (2011) と七倍もの差があり、B&MのDXが遅れてきた主因となってます。言い換えれば、リテールの最大チャネルであるB&MにはDXを通じた巨大な成長余力が残されていると言えるのです。

オムニチャネルの中のミッシングリンク —

eコマースのみで購入するお客さまに対して、eコマースとB&M (及びその他のさまざまなタッチポイント)を併用するオムニチャネルカスタマーは、1.5倍から3倍の金額を遣われるというのはリテール業界の常識になっています。もし、リテーラーがB&Mでお買い物をするお客さまのことを今より遥かに深く理解したら、オムニチャネル施策を通じて、今よりもずっと多くの金額を落とすと言われています。その実現に不可欠なのが、カスタマージャーニー上のミッシングリンクであるB&Mの可視化なのです。

NuRetailのミッション —

NuRetailは、この30年間のeコマースでの学びやテクノロジーを今こそB&Mに適用する時期だと考えています。そして、NuRetailのミッションは、B&Mのお客さまを深く理解し、その示唆をオムニチャネル施策に入れ込んでいくことで、リテーラーの成長加速を支援することに他なりません。

飯田健作
Founder and CEO, NuRetail

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